論文など

Last-modified: Wed, 08 Apr 2020 01:49:24 JST (1487d)
Top > publications
  • Nakawake, Y. & Sato, K. (2019). Systematic quantitative analyses reveal the folk-zoological knowledge embedded in folktales. Palgrave Communications 5, 161. doi:10.1057/s41599-019-0375-x
    • 自然言語処理技術を用いて382の民話を計量的に分析し、民話に登場する動物同士の関係性を明らかにした。結果は、捕食-被食といった敵対的な関係の組み合わせがより多く共起しており、また「あざむき」といった敵対的なモチーフが多く付与されやすかった。その一方で、家畜など敵対的な関係にない動物の間には敵対的なモチーフは付与されにくかった。以上の結果から、民話が生態環境や動物の性質などといった文化情報を伝達する機能があることを実証的に示した。
    • 分析コードなどsupplementary materialsをGitHubにて公開している。
  • 中分遥・佐藤浩輔・宍戸俊悟・松本朝子・面坪紀久・安藤二香・Christopher Kavanagh・浜崎浩・ 岩瀬峰代・小見波泰秀・田原敬一郎・高見友理・吉澤剛・佐藤鮎美(2019) 学術利用・地域振興を目的とした民話データベース構築:しまねアカデミアでの取り組み. 第24回「人文科学とデータベース」シンポジウム (静岡大学浜松キャンパス)pdf
    • 近年、民話研究におけるデジタルなアプローチが急速に発展している。そこで民話に対する学際的な研究手法および国内外の主要な民話データベースをレビューした上で、民話に関してこれまで著者らが地域実践者と取り組んできたアプローチについて報告した。